パキラは「発財樹」とも呼ばれる縁起の良い観葉植物です。
丈夫で生命力に満ちたパキラには、金運や仕事運、恋愛運などの運気アップ効果があるといわれています。
この記事ではパキラの風水効果とともに、おすすめの置き場所や方角をお伝えします。また、パキラを元気に育てるためのコツもご紹介します。
風水が初めて、ガーデニング味があるユーザーにとって有益で魅力的なコンテンツになるはずです。ぜひ、参考にしてみてください。
パキラとは?由来や花言葉を紹介
パキラとは、中南米原産のアオイ科、パキラ属の植物の総称です。
パキラの特徴は、太くがっちりした幹と、尖った下向きの葉です。
パキラの花言葉は「快活」と「勝利」の2つ。活力を高めたい人や、ビジネスで成功したい人には縁起のよい花言葉ですね。
パキラはプレゼントとしても人気が高く、引越しや開店・開院祝いなどに贈られることが多いです。
また、パキラは「発財樹」(money tree)とも呼ばれ、金運や財運を呼ぶ木としても知られています。
この呼び名の由来としては、「台湾で、貧しかった男性がパキラの苗を売ってお金持ちになった」という説や「アジアでさかんに取り引きされたことから、財をもたらす木という名がついた」という説があります。
パキラの風水効果とおすすめの置き場所
風水では、観葉植物が発する気は、葉の形や向きによって異なると考えます。
パキラの尖った下向きの葉は、邪気を払うと同時に、まわりの気を落ち着かせる効果があります。
家の中に置けば、室内の気を良くしてバランスを整えてくれるので、さまざまな風水効果を得ることができます。
具体的にどんな運気アップ効果があるのか、また、その効果を高めるにはどんな場所、どんな方角に置くとよいのか、具体的にご紹介します。
金運アップ効果
パキラは「発財樹」という名前からもわかるように、金運アップに効果的な観葉植物です。
パキラを飾ることで経済的に安定し、貯蓄運や投資運にも恵まれるとされています。
- おすすめの場所:玄関
- おすすめの方角:西、北東
仕事運アップ
パキラは仕事運アップにも効果的な観葉植物です。
パキラは生命力が強く、葉をどんどん伸ばして成長していきます。そのエネルギーが私たちのモチベーションを高め、仕事や事業を発展させる手助けをしてくれます。
会社勤めの人なら昇進や昇給のチャンスが増え、自営業者や起業家なら商売繁盛をもたらしてくれるといわれています。
- おすすめの場所:玄関、書斎、オフィス
- 方角:北西、南東、東
恋愛運アップ
パキラは恋愛運アップにも効果的な観葉植物といわれています。
パキラの幹は二本以上の枝からなっており、それぞれが絡み合った形のものもあります。恋人やパートナーとの絆を深めてくれるでしょう。
- おすすめの場所:リビング、寝室
- おすすめの方角:南東、南西
パキラを枯らさないための育て方
パキラは丈夫で比較的育てやすい観葉植物です。しかし、枯らしてしまうと、風水効果も失われてしまいます。
パキラを長く楽しむためには、以下のような育て方に注意しましょう。
日当たり
パキラは明るい場所が好きですが、直射日光は苦手。窓から少しずれた場所やカーテン越しに光が当たる場所に置きます。
日光が不足すると、葉が黄色くなったり、幹が細くなったりします。
水やり
パキラは基本的に乾燥に強い植物です。ひんぱんな水やりは必要ないですが、土の表面が乾いたら、鉢の底から水が出るまでたっぷりと水やりをします。蜂皿にたまった水は捨ててください。
水やりの間隔は季節や気温によって変わりますが、夏場は2~3日に1回、冬場は1週間に1回程度が目安です。
水やりが多すぎると、根腐れや葉焼けの原因になるので注意しましょう。
温度
パキラは温暖な気候を好みます。最適な温度は15~25℃です。
冬場は10℃以下にならないように注意します。温度が低すぎると、葉が落ちたり、枯れたりする可能性があります。また、暖房器具のすぐそばには置かないようにしましょう。
切り戻し
パキラは成長が早いので放っておくとどんどん上に伸び、枝の数も増えます。そのため、定期的に切り戻しをして形を整えることが必要です。
切り戻しとは不要な枝をバッサリ切って枝の数を減らし、全体を小さく整えること。こうすると残った葉によく日が当たるので、元気に育ちます。
切り戻しの時期は新芽が出る春から秋の間。真夏や真冬は避けます。切り取った枝を挿し木にして増やすこともできます。
まとめ
パキラは「発財樹」の別名を持つ縁起の良い観葉植物です。
風水的には、部屋の気を整えてくれると同時に、金運や仕事運、恋愛運などさまざまな面で運気を上げてくれるといわれています。
風水効果は置き場所や方角によっても変わります。この記事を参考に、とくに高めたい運気に対応した場所に置いてください。
パキラは生命力が強く、比較的育てやすい観葉植物で、日当たりや水やり、温度管理を適切にすれば元気に育ちます。
この記事で紹介したポイントを頭に置いて、パキラの風水効果を最大限に引き出してください。
文
長谷川 恵子(ライター・編集者)。
企業勤務を経て、フリーライターとしてビジネス誌や企業、自治体の広報誌の取材・執筆に携わる。現在は書籍制作とWebライティングで多忙な日々。