大暑とは何か?日付・意味・由来からおすすめ風水術まで徹底解説

2023年6月28日

大暑

二十四節気のひとつである大暑は、夏の最も暑い時期を表します。

この記事では、大暑の基礎知識と、暑さを乗り切るために知っておきたいことをわかりやすくご紹介します。

今年の大暑はいつで、どんな意味や由来があるのか、どんな風習があるのか。

そして、大暑におすすめの過ごし方や食べ物、部屋のエネルギーを整えて快適に暮らすための風水術など。

暑い夏でも自分や家族の心身の健康を守り、運気を上げる方法を学びましょう。

大暑とは何か?日付・意味・由来

大暑とは何か

大暑(たいしょ)は二十四節気のひとつで、夏の最も暑い時期を表します。

2023年の大暑は7月23日(日)~8月7日(月)です。少し前に始まっている夏の土用期間は7月20日(木)~8月7日(月)で、二つはほぼ重なっています。

大暑とは「暑さが最も厳しい」という意味ですが、いまどきは、実際の暑さのピークは大暑と土用が終わった翌日、立秋の頃に訪れるといわれています。

大暑が終わっても、気を抜かないで暑さに備えないといけませんね。

大暑の時期の風習や行事

土用の丑の日

土用の丑の日

大暑の時期には、夏の暑さを乗り切るための風習があります。

代表的なものは、土用の丑の日にうなぎを食べる風習です。うなぎだけでなく、牛、うどん、梅干し、瓜など「う」のつく食べ物もよいとされています。

2023年の夏の土用の丑の日は、7月30日(日)です。

土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前にそれぞれ18日間続く、季節の変わり目の期間を意味します。この期間中に巡ってくる丑(うし)の日を、土用の丑の日と呼びます。

うなぎで有名なために「土用の丑の日=夏」というイメージが強いですが、実際は、春夏秋冬の季節ごとに土用の丑の日があるのです。

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ふっくら柔らかなうなぎの蒲焼など

暑中見舞い

暑中見舞い

大暑の期間は、小暑と同じく暑中見舞いを出す時期でもあります。

暑さのために心身ともに疲れやすいこの時期、相手の健康を気遣うのが暑中見舞いの目的です。日頃の感謝を表す機会にもなります。

暑中見舞いの始まりは江戸時代といわれています。

元々はお盆に帰省する際、先祖の霊に捧げる供物を持っていく風習だったのが、時代とともに親戚や知人に感謝の品物を贈る形になり、さらに簡略化されて挨拶状になったそうです。

立秋を過ぎたら、暑中見舞いではなく残暑見舞いとして出すのが決まりです。8月末までに相手に届くようにしましょう。

大暑の過ごし方やおすすめの食べ物

大暑は夏の暑さが厳しい時期なので、いつも以上にしっかり健康管理をすることが運を守ることにつながります。

また、気候は夏でも、暦のうえではもう次の季節の準備期間に入っているので、それも頭に入れておくと運気の波に乗りやすくなります。

大暑の過ごし方のポイントは?

大暑の過ごし方のポイントは?

大暑の過ごし方のポイントを簡単に挙げておきましょう。

  • 食べすぎない(夏バテ防止に栄養はとりつつ、体を軽く保つ)
  • 体を冷やさない(冷たいものの飲食や薄着は控えて胃腸を守る)
  • 深呼吸する(乱れがちな自律神経を整えるのに役立つ)
  • 適度に喜び適度に体を動かす(夏に疲れやすい心臓と小腸の癒しになる)
  • 感動や感謝を味わう(心臓のエネルギーの巡りがよくなる)
  • 秋の計画を立てる(季節の変化を意識し、時を先取りすると開運できる)

大暑におすすめの食べ物は?

大暑におすすめの食べ物は?

大暑の時期、風水的にぜひ取り入れたい食べ物は以下のものです。

  • 赤い色の食べ物(夏と同じ火の気で心臓のケアに役立つ。トマト、にんじんなど)
  • 苦みのある食べ物(火を生かす木の気で血液の浄化に役立つ。パセリ、春菊など)
  • 甘い黄色い食べ物(土用と同じ土の気で脾臓のケアに役立つ。とうもろこし、かぼちゃ、玉ねぎなど)
  • そのほか、体調を整え、夏バテを防いでくれる食べ物として、味噌汁自然塩の梅干甘酒などがおすすめです。

大暑と夏の土用の注意点は同じ

記事のはじめの方で書いたように、大暑の期間と夏の土用の期間は重なっています。大暑は立秋の前の15日間、夏の土用は立秋の前の18日間です。

したがって、「夏の土用に気をつけたいこと」が、ほとんどそのまま大暑にも当てはまります。

大暑と共通したおすすめの過ごし方や食べ物、また、土用の丑の日などについては、下記の記事により詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてください。

土用の丑の日とは いつ?おすすめの食べ物
参考土用の丑の日はいつ?うなぎより開運する5種の食べ物とは?

土用といえば、丑の日とうなぎ。 これが一般的な認識ですが、実は土用とは、春夏秋冬、年に4回訪れる季節の移行期間です。 前 ...

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大暑におすすめの風水とインテリア

大暑は夏のエネルギーが最も強くなる時期です。この時期は、風水やインテリアもそれに対応できるものにすることが必要です。

夏は、木・火・土・金・水の五行の中で火の気に属します。室内の火の気が過剰になると風水的なバランスがくずれ、精神的にもイライラしがちです。

この火の気を調整することが、夏の風水のポイントになります。

まず、NGなパターンから見ていきましょう。夏に避けたほうがよいことは、次の通りです。

夏場は避けたい風水NGポイント

夏場は避けたい風水NGポイント

  • 赤やオレンジなどの暖色系の色を多用する
  • 火気や電気を使うものをたくさん身の回りに置く
  • ゴミや不用品をため込む
  • 部屋の換気や掃除を怠る

部屋の中に暖色系の色や電気製品がたくさんあると、火の気が過剰になり、暑さやイライラが増してしまいます。

また、物がごちゃごちゃ置いてあったり、窓を閉め切って外気を入れない部屋は、不快さが増すだけでなく、エネルギーが停滞して運気も下がってしまいます。

開運を招く夏の風水グッズやおすすめの色

開運を招く夏の風水グッズやおすすめの色

夏を快適にする風水のコツは、NGパターンの逆を行くことです。

換気や掃除を心がけ、部屋をすっきり片づけたうえで、強い火の気をおさえてくれる色やグッズを取り入れましょう。

寒色系の色やガラス製品水の気が涼しさを演出してくれます。でも、火と水は相剋(対立し合う)の関係。気の乱れを防ぐためにはほどほどに使うのが無難です。

とくに南や南西には水の気を多用しないように気をつけましょう。

火の気をおだやかに静めるには、火の気と相性の良い土の気を持つ色や小物を使うのがベストです。

ベージュや茶色などアースカラーのファブリックや陶器の小物などが適しています。

水晶などのパワーストーンも見た目はガラスに似ていますが、土の気を持っているので夏のインテリアにぴったりです。

もちろん、部屋の中に他の五行(火、木、金)の色や小物があっても、多すぎなければ大丈夫です。特定の気に極端に偏らないほうが、全体のバランスがよくなります。

他には風鈴もおすすめです。風鈴は音色が涼しげで心地よいだけでなく、鈴と同じく、よくない気の侵入を防ぐ魔除けの効果もあります。

まとめ

この記事では、大暑の意味や由来、昔からの風習、おすすめの過ごし方や食べ物、火の気を調節するための風水術などをお伝えしました。

どれも、夏の暑さを乗り切り、運気を上げるために知っておきたいことばかりです。

体を冷やさないように気をつけ、季節に合う野菜や滋養のある食品を適量食べる。火の気をやわらげる風水術をインテリアに生かす。そうした方法で、健康・快適に過ごす工夫をしていきましょう。

心と体の健康には、良質な本や映画などで喜びや感動を味わうこともおすすめです。

暑中見舞いを出したり、秋からの計画を立てたりして、季節の移り変わりや自然のリズムを感じることも開運につながります。

この記事を参考にして、暑い夏を楽しく快適に過ごしてください。

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水晶は土の気を持つぴったりのインテリアです。

長谷川 恵子ライター・編集者)。
企業勤務を経て、フリーライターとしてビジネス誌や企業、自治体の広報誌の取材・執筆に携わる。現在は書籍制作とWebライティングで多忙な日々。

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