「最近、物事が思うように進まない」
「なんでトラブルが続くの?」
あなたのそんな悩みは、もしかしたら風水も原因の一つかもしれません。
でも大丈夫。風水的に悪い部分がある家でも、対策はちゃんとあります!
この記事では、あなたを襲っている不運の原因の見つけ方から、風水的にそれを改善する方法、さらにはマイナスの影響を受けた土地の浄化法まで、盛りだくさんでお届けします。
それと同時に、「こんなときは、こう考えてみてはどうでしょう?」という「目覚めの風水」ならではのご提案もしていきます。
一通り読めば、運気の良い家の特徴も理解できるはず。
今日から使える、明日から変われる、そんな役立つノウハウが満載です。
ひとつでもいいので、試してみてくださいね。
取材・文
長谷川 恵子(ライター・編集者)。
企業勤務を経て、フリーライターとしてビジネス誌や企業、自治体の広報誌の取材・執筆に携わる。現在は書籍制作とWebライティングで多忙な日々。
監修:横浜中華街「盛華」
陣崎 マリア(風水師・九星気学鑑定士)
横浜中華街コンシェルジュ。運勢・運命・家相・方位鑑定を得意とする。手相でもプロの資格を持つ。
張 愛りん(風水師・九星気学鑑定士)
横浜中華街コンシェルジュ。サイキック能力を活かした運勢・運命鑑定を得意とし、 西洋占星術の資格も持つ。
悪いことが続くときは風水のここをチェック!
人間関係が悪いときの風水的な問題は?
人間関係でトラブルや不快なことが多いときは、「結界」を意識してください。
家のつくりとしては、明確な境界線がない状態はよくないです。
たとえば塀がなくて、隣の家や道路との境界がはっきりしない家がありますよね。
人間界もそうですが、境界線がないとあらゆるものが侵入してきてしまうので、自分も他者も守れないような事態になるのです。
もし境界線があいまいな家に住んでいたら、塀を作れるといいですが、「今からそれはちょっと……」という場合は、代わりにプランターなどを置いて対処することができます。
そのときに大事なのは、「こっちからこっちは私の領域」「こっからこっちはお隣の領域」というふうに、自分の意識の中で境界を決めることです。
また、家の中にも結界を作ることを意識しましょう。
単純に言うと、部屋の四隅は、何らかのかたちで結界を張ったほうがいい場所です。
オーソドックスな方法は水晶を使うことです。盛り塩でもOKですが、その場合はまめに取り替えないといけません。
水晶にもいろいろな形のものがありますが、エネルギーの強い順に並べるとこうなります。
水晶のさざれは容器に入れて部屋の四隅に置きます。浄化力はあまり強くなく、盛り塩と同じくらいのレベルです。ほこりなどがつかないように、まめにお掃除しましょう。
仕事運が悪いときの風水的な問題は?
一家の主の仕事運が悪いと感じたときは、北西の方角をチェックしてみてください。仕事を持っている一人暮らしの人も同様です。
北西が散らかっていると、一家の主の運は下がってしまいます。
一家の主は、たいていは稼ぎ頭ですね。基本的にその人の運が下がると、仕事がうまく回らないといったことが起きます。
北西は、非常に大切にすべき方角なのです。
それと、仕事に関しては、どんな業種でもお金を生むためには人とかかわる必要があるので、人間関係にかかわる南東の方角もとても大切です。きれいにしておきましょう。
引っ越してから体調が悪いのも風水のせい?
このケースのポイントは「引っ越してから」という点。
引っ越しで最初に現象として出てくるのは、方位の影響です。つまり、住まいの環境よりも「どの方位へ引っ越したか」の影響が先に出てくるのです。
なぜなら、そこへ動くことによって、自分でそのエネルギーを取りに行っているからです。
でも、「悪いことが起きているから、自分が動いた方位はよくなかった」と判断していいかというと、それも一概にいえません。
方位の影響は一定期間続くといわれています。何度か引っ越しをしている人の場合、前に引っ越した方角の影響がまだ続いていることもあるのです。
また、これもよくあるケースですが、悪い方角へ行ってから良い方角へ引っ越すと、方位の浄化が起こります。好転反応のため、体感的には運が悪くなったと感じることがあります。
そんなふうに、「以前の引っ越し先」や「方位の浄化」が原因の場合もあるので、必ずしも引っ越した方位が悪いせいとは限らないのです。
また、引っ越しは、お金も時間も労力もかかる、たくさんエネルギーを出す行為です。そういう理由で、人は、いわゆる「運勢の低いタイミング」で引っ越すことになりやすいのです。
そうすると悪い方角へ行くケースも多くなるし、万一良い方角に行けたとしても、運勢リズム的にはちょっと低調になっています。
それで、新しい所に移ってちょっと悪いことが起こると、何かのせいにしたくなって「引っ越しがいけなかったんだ」と思う、そういう場合もあるのです。
まずチェックすべきは「片づけ、押し入れ、水回り」
片づけができているか
まず、運勢全般にいえることですが、運が落ちている人は家の中がきちんと整理されていないはずです。物が散乱していたり、床に物が放置してあったりします。
運が落ちたりトラブルを抱えた人が住む家は、その人も自分でそういう重い空間を作ってしまい、それで自分もますます……という悪循環があるのです。
でも、少しずつでも片づけを始めて、それが習慣になってくると必ず流れが変わります。
押し入れと水回りにイヤな臭いがないか
運が落ちたときに関していえるのは、ほとんどの場合、押し入れと水回りの状態がよくないということです。
もしイヤなことや変なことが起きていたら、物を収納する場所を全部開けてみてください。必ずどこか、生臭いような、変な臭いのする場所があるはずです。
※五鈷杵(ごこしょ)とは、密教で使われる法具
キッチンやお風呂などの水回りも、掃除してきれいにしていても、エネルギーが停滞すると四季を問わず臭ってきます。
いろいろな意味で、エネルギーの流れが悪いと、障りがでてきます。それらは臭いや寒さなどの五感でも感じることができます。その感覚を無視しない方がいいのです。
まず、その人が帰りたくなる場所かどうかのチェックです。帰りたくないような家だとしたら、やっぱりエネルギーが停滞しているということです。その場合はやっぱり片づけをしないと始まりません。
極端に片づけすぎた家も要注意!
家は本来エネルギーチャージする場所なので、片づけの本当の意味は、そこに住む人がエネルギーチャージできる場所にすること。
だから、ただ物が少なければいいとか、きれいならいいとかではなく、ほっとできる温かさがあることが重要なのです。
夫婦仲や家族仲が悪いときは風水のここをチェック!
風水で「離婚する家」を改善するには
夫婦仲が悪くて悩んでいる人は、写真とローズクォーツを使った方法を試してみてください。
ローズクォーツの六角柱を、二人一緒の写真の前に置くか、ひとりずつ写った写真の場合は、向かい合わせにしてその間に置きます。
写真には大きなパワーがあります。夫婦にかぎらず家族同士の仲があまりよくないときも、家族の写真をリビングなど、みんなが集まる所に飾ると効果があります。
全員の集合写真があればベストですが、ない場合は家族の起点となる夫婦の写真を向かい合わせて飾り、ほかの家族が写っている写真も何枚か一緒に飾り、中心に石を置いてみましょう。
夫婦仲に関しては愛情運に効果的なローズクォーツの柱を使いますが、家族なら水晶の丸玉でもOKです。球体の水晶は、悪いものを吸収してよいものを増幅させる力があります。
家族がバラバラなときの風水は?
仲が悪いとまでいかなくても、家族が思い思いに行動していて、あまり顔を合わせないような場合がありますね。
そもそもマンションなどでは、長い廊下が走っていて両側に部屋がある場合が多いものです。
こうした間取りは家相で「一家分断の相」といわれていますが、それがよいか悪いかは解釈にもよります。
家族が物理的に一緒にいる機会が少なくても、たとえばそれが子どもたちの自立心を育む助けになっている場合もあるかもしれません。
というわけで、当サイト「目覚めの風水」は、「一家分断の相だからといって、一概に悪いととらえないほうがいい」という立場です。
そもそも風水的に悪い家とは
「悪い間取り」より「悪い土地」のほうが厄介!
万人にとって風水的に悪い家があるとしたら、どんな要素が決め手になるでしょうか?
結論から言うと、間取りよりも土地の影響が大きいです。
間取りは風水術でどうにかなりますが、土地は難しい面があるからです。
過去に何かマイナスの出来事があった土地は、土地の記憶にもなるし、公的な記録にも残るので、やっぱり影響力は大です。
時間の蓄積がある分だけ、住む人のエネルギーと、その土地を調和させる(周波数を合わせる)には時間がかかってしまうのです。
事件などが起きた土地は、どうしても周波数が下がります。するとその土地が、周波数の高い人を呼んでクリアリングしてもらおうとする場合もあるようです。でも、呼ばれた方は大変ですね。
悪い運気を断ち切る風水のコツ
物事がうまくいかないと感じるときの風水的な解決としては、とにかく床という床を徹底的に拭くのがおすすめです。
一番効果的なやりかた
- まず、浄化の水を作ります。バケツに水を張って粗塩とかを入れて、左回りに13回かき回せばできあがりです。
- その水にタオル(100円ショップなどの、使い捨てできるもの)を浸してしぼり、家中の床という床を拭きます。
お金が貯まらない家を風水でなんとかする
お金に好かれない家というのは、実際にあります。そのひとつが、財が漏れてしまうといわれている家です。
たとえば玄関のドアを開けると廊下があり、つきあたりがリビングで、その正面に窓がある、というような間取りの家は、漏財(ろうざい)になりやすいといえます。
玄関から入ってくる気が、家の中を循環する前に、まっすぐ外へ出てしまうからです。
でも、対処法はあります。気(財)が出ていく窓のカーテンレールのところに八卦鏡(はっけきょう)をつけることです。八卦鏡には凸面、凹面、平面の3種類がありますが、それぞれ役割や強さが違います。この場合は平面の八卦鏡を使います。
八卦鏡を使いたくない場合は、ふつうの鏡を内側に向けてつるしても大丈夫です。
気が通り抜けないようにするには、のれんなどを使う方法もあります。
廊下のつきあたりにリビングのドアがあって、ドアを開けておくことが多いなら、そこにのれんをかけることです。
玄関を入ってすぐにキッチンや部屋があるような間取りの場合は、ついたてを置いてもいいし、もっと手軽なほうがよければ、突っ張り棒などを使ってのれんをかけるのもいいでしょう。
そうすると、気を循環させることができるし、結界の役目も果たしてくれます。
ちなみに、お金に好かれる家はどんな家かというと、「心配しないで楽しく生きている人」の家です。お金は楽しい所が好きなので、そういう人のいる家に行きたがるのです。
八卦鏡(平面)一覧
家ではなく生まれ持った運命でお金が貯まらないことも
家というより、その人の運命でどうしてもお金が貯まらない場合もあります。そういう運を持っているかどうかは、生年月日などからわかります。
でも、何かを買ってお金が貯まらないのは、買うお金はいつでも入ってきているということなので、実は金運がいいわけです。
そういう人は、気にしないで世の中のためにも経済活動を続けたほうがいいのです。それを止めてしまうと金運が悪くなってしまいます。
でも私は、「お金の流れを止めちゃいけませんよ」とお伝えしました。なぜなら、そもそもその人にとって金運がいい状態とは、お金を使うことだから。経済活動をしてお金を生み出し、お金の巡りを良くしていっていただくように話しました。
では、生年月日から見て貯めづらい運命の人は、運命に従う以外ないのかというと、ちゃんと貯める方法もあるので心配はいりません。
家の購入とかビジネスへの投資とか、人生では大きなお金が出ることもあるので、その備えはしておきたいですよね。
お金が貯まらない人は、「特定の目的のためにわざわざ口座を作る」といった行動をとれば、その口座にはお金が貯まります。
まとめ
Summary
- 人間関係が悪いときは、境界のあいまいな所をなくすために結界を作る
- 仕事運が悪いときは、北西や南東が散らかっていないかチェックする
- 引っ越してから体調が悪いのは方位のせいと決めつけてはいけない
- 運が落ちたときは、まず整理整頓と押し入れや水回りの臭いをチェック
- 極端に片づけて「温かみのない家」になってはダメ
- 夫婦仲や家族仲を改善するには写真と水晶が役に立つ
- 家族が集まらなくても必ずしも風水で改善しなくてもいい
- 悪い間取りより、要注意なのは悪い土地
- マイナスな出来事があった土地はエッセンスや石で浄化する
- 悪い運気を断ち切るには、塩水で床という床を拭く
- お金の貯まらない家は鏡やのれんで気の流出を防ぐ
- 生まれ持った運命でお金が貯まらない人は、無理をしないこと
運気の悪さは、やっぱり住まいの状態とリンクしているようです。でもよく考えたら、掃除や片づけを怠って風水的に悪い部屋をつくっているのも、そこに住むことを決めたのも自分。だから運気は自分で変えられるんですよね。ぜひ、お悩みに合った改善策を実行してみてください。